本日からお盆特集として１週間、”木の葉丼”特集を始めます。
 
最近馴染みのない木の葉に志の田丼ですが、ふた昔くらい前は結構ポピュラーな食べ物どんぶりだったらしく、ノスタルジック食堂にはかなりの確率であります。
私のノスタルジック食堂基準は木の葉と志の田があるとノスタルジック食堂認定である。
 
軽く説明を
木の葉丼：かまぼこを甘辛い出汁で煮付け、卵でとじた物をご飯に載せた丼
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%A8%E3%81%AE%E8%91%89%E4%B8%BC
志の田丼（衣笠丼、信太丼）：油揚げとネギを甘辛い出汁で煮付けた具をご飯に載せた丼
どちらも卵でとじるかどうかは微妙な処である。関西は卵でとじるって感じかな！？
ちなみに私はどちらも卵でとじないほうが好みである。
 
木の葉はかまぼこを木の葉に見立てているらしい。
志の田は浄瑠璃からきているそうだ。基本油揚げを使った食べ物は「しのだ」と呼ぶそうだ。
油揚げ→キツネ→葛の葉（キツネが出てくる浄瑠璃）→信太→しのだ　の流れらしい。
助六寿司の由来は歌舞伎だし、まあちょっと粋な感じである。
 
まあ何を言っても、新しい食堂にメニューとして木の葉、志の田は乗らなくなっているので、とりあえず食べられるうちに食べておこうって考えである。

木の葉丼特集初日は名古屋市北区志賀本通にある山善名古屋市北区さん。
一枚板の看板、お品書きとタヌキが素晴らしいノスタルジック食堂である。
前回中華そばをいただいたとき気になっていた木の葉丼をいただくことにした。
 
 
 

一枚板の看板がしぶい。


 

相変わらず威圧感のあるタヌキである。
 

 
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一枚板のお品書きその１


 
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一枚板のお品書きその２


 
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一枚板のお品書きその３
 

 
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こんな落ち着いた雰囲気で木の葉丼をいただける幸せ。
山もりの海苔が昭和を感じさせる。
 

 
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山もりの海苔が昭和を感じさせる
 

 

ちょっと海苔にどいてもらって具を確認。
デフォルトのかまぼこ、シイタケの中に鶏肉発見。
この辺が昭和初期から平成な感じである。
上品な甘さでがっつりいけます。
汁は少ないほうが米の味と喉越しがいいんですよね。
丼物は飲み物に近い。がつがついって喉越しと風味を楽しむものである。
 
 
 
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こちらはきしめん。
あまりきしめんを食べ慣れていないのでコメントは控えるが、きっとおいしいと思う。
上品な甘さの油揚げは関西風だが、醤油の強い出汁は関東風、まさに東海、中部のお国柄の食べ物だと思う。


 

相変わらず気になるタヌキ。人影に見えてしょうがない…

山善
愛知県名古屋市北区志賀本通2-36
052-911-8824