本日は名古屋市中区栄3丁目にある鈴波本店にお邪魔しました。
15年前に愛知県に移り住んだ時。食生活にかなりやられたのを覚えている。
ほとんどの料理が甘いのだ。関東も在の出身の私は醤油文化で、日本全国酒のみ音頭でおなじみのバラクーダの詩で「なんでも醤油をかけるのかい!?」なんて歌があったくらい、何にでも醤油をかけていた。
うどんやそばの汁はもちろん味醂系の甘みがあり、味噌カツの味噌も甘い。コンビニでおでんを買ったら「味噌にしますか?辛子にしますか?」っと言われ絶句した。喫茶店のランチでチキンカツを注文したら味噌がかかった状態で提供され、「選択肢はないんかい!!」っと心の中で絶叫した覚えがある。
そんな私が、初めてこちらの味醂漬けを食べた時、なんでこんなうまいものを今まで知らなかったんだと大いに後悔しました。
東海地方に初めて来たなら、是非こちらを召し上がってほしいと思っております。
鈴波本店
http://www.suzunami.co.jp/index.html
なぜか外観を撮ってなかったのでメニューから。
3年も経つと結構メニューが変わっております。
老舗って言っても変化し続けるんですね。
お茶うけに出される黒豆。
これがまた旨くて家族と奪い合いです。
ちなみに1パック購入して帰りました。
とりあえず熱燗などあつらえまして、一杯やりながらお料理を待ちます。
袴をはいてる徳利ってあんまり見ないですね。
ちょっと贅沢な感じ。
本日は鈴波御膳。
ちょっとでもお刺身がつくと豪華な感じがしてしまう40代。
そして名古屋の醤油は溜り醤油。
慣れると「溜りのほうが旨い!」って本気で言えるようになります。
小鉢が旨い店に間違いはありません。
出汁が甘目ですが、これもまた良し。
実は鈴波は守口漬という細い大根を酒かすでつけた、いわゆる奈良漬けで有名なお店が母体になっているので、漬物がまずい訳がない。
近くに漬物だけのランチを提供する「膳処やまと」ってお店もあるくらいなのだ。
本日のお魚はヒラス。
鈴波と言ったら銀鱈かなとも思うんですが、銀鱈定食以外は日替わりのお魚がついてきます。
嗚呼うめぇ。
私の中では最高の名古屋メシ。
名古屋にお立ち寄りの際は是非味わっていただきたいものである。
ご馳走様でした。
訪問履歴
鈴波御膳
銀だら定食、鈴波定食
鈴波本店
http://www.suzunami.co.jp/shop/shop_honten.html
(052)261-1300
名古屋市中区栄3丁目7-23
膳処営業時間
午前11時~午後2時30分(昼食)
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