本日は名古屋市中区栄にある鈴波本店にお邪魔しました。
隔月くらいで通っているし、セントレアを利用するときは必ず寄っているのですが、鈴波さんに来ると酔っぱらってしまうので記事にしてないんですよね。
まあこのご時世ですから、ネタ切れのお付き合いお願い致します。
15年前に愛知県に移り住んだ時。食生活にかなりやられたのを覚えている。
ほとんどの料理が甘いのだ。関東も在の出身の私は醤油文化で、「日本全国酒のみ音頭」でおなじみのバラクーダの「かい・カイ・kai」歌詞で「なんでも醤油をかけるのかい!?」なんて歌があったくらい、何にでも醤油をかけていた。
っが、東海の味付けは、うどんやそばの汁はもちろん味醂系の甘みがあり、味噌カツの味噌も甘い。すべて甘ったるく感じた。醤油も溜り醤油で、これまた甘い。コンビニでおでんを買ったら「味噌にしますか?辛子にしますか?」っと言われ絶句した。喫茶店のランチでチキンカツを注文したら味噌がかかった状態で提供され、「逃げ場はないんかい!」っと心の中で絶叫した覚えがある。
そんな東海の味付けに辟易していた私が、初めてこちらの味醂漬けを食べた時、”なんでこんなうまいものを今まで知らなかったんだ!”と大いに後悔しました。
東海地方に初めて来たなら、是非こちらを召し上がってほしいと思っております。
コロナの影響で膳所は全滅ですが、通販はできます。
是非名古屋の味をご家庭で味わってください。
鈴波ウエブサイト
鈴波の膳所は席に着くと、柚の器に入った黒豆が提供されます。
お茶にも合いますが、私は日本酒。袴をつけた徳利が素敵なんですよね。
鈴波定食の魚は日替わり。
好みでなければプラスアルファで、好みの魚に変えることもできます。
本店は小鉢が選べます。
単品をつけて好みの定食を作ることもできます。
鈴波定食。
この日は鰆だったもよう。
味醂粕漬けの旨さは格別ですが、小鉢も旨いのが鈴波のすばらしさ。
この日のしめ鯖も秀逸でしたね。
煮物も上品な薄味でお出汁で味わう感じです。
漬物がまた美味い。奈良漬けって言っちゃまずいかな!?守口漬が美味いんですよね。これだけで徳利が転がっちゃいますね。
なにせもともと漬物屋さん。
大和屋守口漬が味醂粕漬けの技術なんですよね。
お魚の種類は数あれど、やっぱり銀鱈が一番かな!?鱈の癖のない脂が味醂粕漬けにはものすごく合うんですよね。
のっぺりした顔の女性が、化粧で大化けした感じと言うと怒られますかね。
まだお目にかかったことはありませんが、マナガツオなんか合うと思うんですがね。いかがですか?鈴波さん!?
お口なしの梅ジュースが、ホントに御口直しになります。
あたくしは性懲りもなくもう一本行っちゃいますけどね。
訪問履歴
鈴波本店
http://www.suzunami.co.jp/shop/shop_honten.html
(052)261-1300
名古屋市中区栄3丁目7-23
膳処営業時間
午前11時~午後2時30分(昼食)
コメント