フライだけではちょいと寂しいので”おでん”もいただきましょう。
おっとここは尾張名古屋の柳橋。正式名称は”はんぺい”ですな！
嗜好品は名前にも雰囲気にも左右されます。
名古屋の市場では”はんぺい”って注文しなきゃ美味しいさが半減するってもんです。

名古屋のおでんと言えば赤棒。薩摩揚げと言うかはんぺんの赤いやつなんですが、名古屋特有のおでん種ですね。
もう今では全国区ですが、名古屋の方はおでんに味噌タレをつけて食べる人が多い。コンビニでおでんを買うと「味噌にしますか？辛子にしますか？」っと聞かれる。
関東者の私は「はっ！？味噌！？」っと思ったのは遠い昔の話であるが…。まあ味噌をつけて食べる方が多い。
さらに味噌で煮込んであるおでんもあったりする。味噌で煮込めば当然ながらおでん種は味噌の色で染まる。その味噌も名古屋は赤味噌なので結構びっくりするくらい黒くなる。（ちなみに私が初めて赤味噌の味噌汁を見たときはビーフシチューだと思ったのはもう１０年も前の話である…。）
黒い味噌煮込みおでんに彩りを添えるのがこの赤棒なんでしょうね。
ああ温度が美味しい。寒い冬の朝は市場では何よりのごちそうです。