「他のおかずはよかった？」っと、さらに声をかけていただきましたので、遠慮なくいただきます。
大根の煮付け。

牛筋と煮込まれてるんですね。

これもまた旨い。

客！？は一人、お姉さんは二人の贅沢な昼飯。
忙しいのは分かっているんですが、しばし談笑させていただく。

私ここ数年魚源さんの最終日はトン焼きをいただいてるんですよ。
2017年市場でトン焼き、ハゼの甘露煮、ピーマン＠魚源食堂(柳橋中央市場、愛知県名古屋市中村区名駅)
2016年市場でトン焼き、しらたき、ナス@魚源食堂(柳橋中央市場、愛知県名古屋市中村区名駅)
なんて話から、魚源さんが晦日までやらなくなった話を聞かせていただきました。
従業員も少なくなったことや、常連さんは市場関係者なので忙しくて食事をとる暇さえないこと、そして無茶する客が続いたこと。
シェアするのはまだしも、市場で買ってきたものを堂々とテーブルに広げ「醤油と山葵だけだしてくれ！」なんて客もいたらしい。
今は無き築地場内市場の飲食店も「一人一人前注文」が義務付けられていた。一人前も半分も同じ料金。朝食にしてはびっくりする値段設定。違和感を感じる方は多いと思います。しかしその店を支えている毎日くるような常連客は、皆食品関係。原価を知っている人が、その料理、接待の対価として納得して支払ってるんですよね。
市場の食堂で聞いたセリフを一つ。
「〇〇ちゃん。いつもの半分頂戴。残りは明日食べるから。料金は全部取っといてくれよ。」
この一言だけでいろいろなストーリーを考えてしまう妄想癖のある私です…。
「〇〇ちゃん。あったら昨日の残り出して。なきゃいつもの。料金は取っといてくれよな。」なんて結末だったら弟子入りしていたかもしれませんね。
ともあれ観光客の私達が仕事場にお邪魔させていただき、食事まで取らせてもらってるんだから、常識ある行動をしなければなりません。
毎週朝酒を市場で渇食らっている私が言うことじゃないんですが、常識をもって市場を楽しみましょう。